学歴社会は今もあるの?高学歴のメリット・デメリットは?

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学歴社会は今もあるの?高学歴のメリット・デメリットは?

学歴社会という言葉は、私が学生の頃である20年以上前と比べてみるとかなり学歴の影響は少なくなったように思います。

受験を制し、優良企業に入って、一生安泰に暮らすために勉強をがんばる、という妄想を信じていたのが40代以上の人のような気がします。

そもそも高学歴ってそれほどメリットはあるの?

というあなたの疑問にお答えします。

学歴社会ではなくなったということが言われるようになり、何をモチベーションにがんばってよいかわからない子供を持つ親はこの問いにどう答えたらよいのでしょうか?

子供が何のために勉強するのかということを考えさせるために高学歴のメリット・デメリットを整理していきたいと思います。

日本はまだ高学歴社会なのか?

学歴社会は崩壊したといわれるようになったのは少なくとも10年以内が主流のような気がします。

終身雇用が崩壊し、大企業に勤務することが安泰ではなくなったことや現在の景気要因で就職環境がよいことからこのような考え方が根付いてきたような気がします。

ホリエモンや楽天の三木谷さんのように企業を上場させることでお金持ちになる姿を見ることができました

成功のパターンを知ることができることになったことが大きいでしょう。

私の頃ならプロ野球選手になって大金を稼ぐか高学歴を獲得するかといったような狭い視野で生きていました。

いろいろな成功パターンを知るようになったことで一つの成功モデルであった学歴の獲得というモデルが思ったほど成功モデルでないことに気づいたというのが正解かもしれません。

こうやって学歴を獲得するのは意味がないというのは簡単ですが、ないよりはあったほうがよいですよね?

ホリエモンや楽天の三木谷さんは、それぞれ東大、一橋大学で高学歴です。

高学歴が悪いのではなく、高学歴だからといって成功者になれるとは限らない

というのが正しいのではないでしょうか?

日本は高学歴社会は終わったのか?という問いに対しては

昔ほどではないがメリットは当然ある

というのが私の答えです。

では続いて、学歴社会はまだ残っているといっても、今の子供がなぜ必死になって高学歴を目指す必要があるのかについて考えないといけませんね。

勉強のモチベーションにつながる点を考えてみましょう。

学歴フィルターを回避することができる

就職活動に有利!

高学歴メリットのひとつです。

就職活動の環境がよいとはいえ、学歴フィルターを活用する企業はあります。

高学歴であれば少なくとも学歴フィルターにかかることなく、就職活動にエントリーすることができます。

もちろん内定するかどうかは別の問題ですが、エントリーは可能になります。

高学歴者は、そうでない人に比べて一定の期間に一定のレベルのものを習得したというある意味資格のようなものがあると考えられるのでしょう。

ある企業では学歴不問で試験を行ったところ結局高学歴者のみとなっていた

という例があるくらいです。

基礎学習能力が高いことの証明になります。

20年程度前の話ですが、就職活動に向けた準備なども周りのメンバーはとても意識が高かったことを覚えています。

あなたの子供が就職活動をするときには景気がよいとは限りません。

私の時代は就職氷河期でした。

就職氷河期のため、現在のような恵まれた就職活動環境ではなかったものの、なんとか生き残ることができたのも学歴フィルターを逃れられたからといえるでしょう。

婚活市場で有利(男性)

婚活というと随分先の話になるような気がしますが、有利になるならその方がいいですよね。

女性が結婚相手に求める学歴については以下のような結果がでています。

学歴は気にしない 20%

学歴を気にする理由の2つは以下のとおりです。

・知的な人が好きだから 約70%

・将来の出世・年収が期待できそうだから 約40%

では女性の考える高学歴とはどのラインなのでしょうか?

約60%が「MARCHクラス以上」を求めています。

女性が求める条件の一つを確保できるのはメリットといえそうです。

もちろん学歴だけで婚活がうまくいくわけはないので条件のひとつとして有利ということです。

高学歴の方が年収が高いのか?

社会人の平均年収が400~500万といわれるなか、東京大学卒は850万円の平均年収を稼いでいることになります。

平均年収は高いですが、あくまで平均値です。

起業し、圧倒的に年収を稼ぐケースもありますし、東大を卒業してもフリーターという人もいます。

勤務する企業に影響される確率が高いということであれば先程の就職活動に有利ということが影響しているのでしょうね。

年収以外にも高学歴の大学にいたときの友人が偉くなる確率が高かったり、します。

社会に出た後の関係ではなく、学生時代の関係を続けられることもメリットなのかもしれません。

では、高学歴のデメリットはどんなところにあるのでしょうか?

逆高学歴差別という問題があります。

これについては別の記事を参照ください。

学歴社会は今もあるの?高学歴のメリット・デメリットまとめ

学歴社会はなくなってきているのと感じるところもあるのですが、中学受験の過熱などを見るとまだまだ世の中では学歴を気にする層がいるため急な変化はないのかもしれません

学歴のメリットは薄れたかもしれませんが、親の経験上、あったほうが良いという認識は変わらないので費用対効果は別としてしばらくの間学歴を求める社会は続くことでしょう。

高学歴であるメリットは一定数あります。

同じ期間に高学歴を目指して勉強するよりは他の才能を伸ばしていく、という判断をできるのであればすればよいでしょう。

他の才能がない人間が勉強という努力で一定レベルまであげることのできる能力に価値がなくなれば本当の意味で才能のない人間はどうにもならない世の中となります。

学歴を批判する人もいますが、20代以降で評価される指標でないことは皆さまもご存じのはずです。

20代までで特別な才能がない人間こそ学歴を取ることで他のひとよりも収入を稼ぐことができるといったことができるくらいのものがないと誰も努力しない世界ができてしまうかもしれません。

子供の特別な能力に賭けることができるのであればそれは最高ですよね。

才能のない人への逃げ道が今のところ勉強でした。

でも、それもそれほど意味がないとなると誰が勉強するのでしょうね。

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