賃貸不動産経営管理士の難易度・合格ラインは?
賃貸不動産経営管理士の令和4年度の試験を受験してきました。
自己採点の結果は38点(TACの解答速報:問32は全員正解としてカウント)でした。
合格ライン予想は33点~35点と予想されており、予想通りなら合格となるのですが、不安要素は多いですね。
難易度は今年の試験に関していうとネットでも騒がれていますが、激ムズというのが正直なところですね。個数問題や組み合わせ問題が急に増えました。
また、回答不明や解釈によって答えが分かれそうな問題が多く、戸惑った受験生も多かったと思われます。
賃貸不動産経営管理士の難易度は、去年までは過去問を繰り返せば合格できる、と言われていましたが、今年はまったく通用しない試験となりました。実際に合格発表で結果がわからないとなんとも言えないのですが、分岐点になる可能性のある年度となりそうです。
結果は34点が合格点でしたね
賃貸不動産経営管理士の試験対策で使った参考書
賃貸不動産経営管理士の試験対策として利用した参考書を書いておきます。
独学での受験となります。
・TACのテキスト
・TACの過去問
・TACの予想問題集
・LECの予想問題集
結果としてテキストと過去問だけでは対策は不十分だったと考えています。テキストに記載されている部分以上の点が
とわれるようになったからです
令和5年度の試験はテキストの形式を大きく変える必要がでてきそうですね。
賃貸住宅管理業法等(過去問)で気になった点のメモ
・建物の維持管理や清掃は居室だけでなく、「共有部分」も対象
・管理業法の登録:相続人は死亡を「知った日から」30日以内に国土交通大臣に届出
・賃貸住宅管理業者は一定の事項を定期的に委託者に報告(1年を超えない期間毎に・・・) → 3か月と迷う(特定)
・管理受託契約重要事項説明書を電磁的方法で提供(出力して書面を作成でき、改変が行われていないか確認できることが必要)
賃貸不動産管理の実務(過去問)で気になった点のメモ
・自転車による所要時間:「道路距離」を明示して、走行に通常要する時間を表示
・サブリース方式:借地借家法適用
・支払督促:借主の住所地を管轄する簡易裁判所の「書記官」に対して申し立て
・明渡請求は公正証書を債務名義として強制執行手続きできない
・少額訴訟:電話会議方式による証人尋問が認められている
・借主の同居人は仮借主の履行補助者:履行補助者の故意過失は借主責任
実務に関する法令等(過去問)で気になった点のメモ
・留置権:債権者がその物に対して生じた債権を有する場合に行使。造作買取と必要費での扱いの差に注意
・定期建物賃貸借は書面によって契約。普通建物賃貸借は書面でなくても契約成立
・定期建物賃貸借契約は再契約が必要(更新ではない)
・貸主が転貸借を承諾していない場合であっても転貸借契約は有効であり、当然に無効にとはならない
・賃貸借契約書の合意による更新は当事者の合意があれば書面でなくても効力が生じる
・使用貸借契約は貸主の死亡では終了しない
・個人情報は生存する個人に関する情報
・法人が保証人になる場合は、極度額を定める必要はない
・借主の同居の配偶者にも日常家事の連帯債務として未収賃料を請求できる
その他気になった点のメモ
・原状回復:畳床 6年で残価1円(畳の部分で異なる)
・管理受託契約を締結した日から1年を超えない期間ごとに、「および」管理受託契約の期間満了後遅滞なく・・ → およびにひっかかる
・高さ20メートルを超える建築物には、原則として有効に避雷設備を設けなければならない
あとで追記していきます
賃貸不動産経営管理士受験の体験談まとめ
賃貸不動産経営管理士を2022年に受験しました。
結果は12月26日(月)に判明しました。合格点は34点でした。
無事、合格できました。
2023年の受験も終わりましたね。合格率は30%を切る水準で定着しそうですね。
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