二月の勝者の感想と評判!桜花ゼミナールのモデルは?
中学受験をテーマとした漫画「二月の勝者」。
中学受験がテーマということでどんな漫画なんだろうと思い、買ってみました。
ビックスピリッツで連載中の漫画で、中学受験の難関校の受験が行われる「2月」に合格することを勝者とし、漫画のタイトルとしています。
漫画の第一話は、中学受験が始まっている1月31日からスタートしています。
では、「二月の勝者」が届いて、当日に読み切ったので感想を書いていきますね。
2021年にはドラマ化が決まりました。
二月の勝者(中学受験の漫画)の感想と評判
「二月の勝者」の主人公は、佐倉。
女性が主人公です。
研修生として活動している1月31日から漫画の第一話は始まります。
勤務するのは、「桜花ゼミナール」。
モデルはどこなのでしょうか?
桜花ゼミナールのモデルは?
SAPIXがモデルと思われるフェニックスと、「M」の鞄を背負っていた日能研が漫画では出ていました。
主人公の佐倉は、公立中・高出身で、中学受験はしていないという設定です。
途中、佐倉自身が通っていた中高が一貫高校となっていることに驚くことになります。
そう、親の時代と環境は変わっていることを知らされる一つの例といえるでしょう。
この「二月の勝者」は漫画ではありながら、リアルさを追求しようとしている漫画であり、数値が出てきて面白い、というか興味がわいてきました。
中学受験生のうち、第一志望に受からないのは、何割?という問い
中学受験生の中で第一志望に受からないのは、
7割
いわゆる御三家に受かるのは、1割
第一志望に受かるのは、3割ということになりますね。
シビアな世界です。
では、脱線したので、ストーリーの感想に戻りましょう
中学受験のリアルを描く漫画『二月の勝者』 第一志望校に絶対合格させる塾講師は神様か悪魔か?(ねとらぼ) https://t.co/XXt4Dc0RHC pic.twitter.com/PiEkWqQ3w0
— しゅん (@donoa11) 2018年1月20日
二月の勝者の感想続き
主人公の佐倉がある時、「三流校」を目指す木下君に算数の問題を教えます。
がんばる生徒の木下君を応援する気持ちが芽生えたことで受験の立ち合いを自ら申し出ることになりました。
雪の中の立ち合いという設定で、合格請負人と出会うことになります。
受験当日に木下君から理科の質問に答えることができず、無力さを感じた佐倉でした。
受験シーズンを終了し、新たな期に入った物語で、木下君の立ち合いで出会った合格請負人が「桜花ゼミナールの校長」となることがわかります。
合格請負人の名は黒木
黒木は受験を仕事と割り切ります。
「小学六年生は年間150万円を落とす。受験の塾は、子供の将来を売る場所です」
思っていても中々書くことのできない表現をズバリと言ってのける漫画。
実態と違うところもあると思いますが、こういったきれいごとだけでない漫画は好きです。
生徒を「金脈」と呼ぶ
落ちこぼれクラスの生徒をお客さんと呼ぶなど、なかなか大胆な表現がすがすがしく感じます。
実際、中学受験にはお金がかかります。
当然、塾も営利企業です。校長という経営目線で考えれば、当然そういう発想になりますね。
ただ、合格するぞ、という受験テクニックが語られている漫画ではなく、塾の目線から子供を見た漫画としてとても面白く感じました。
2巻は2020年の大学受験改革のことを触れるようです。
とても待ち遠しいです。
評判はSNSでも評判となっているようですよ
私も買いました(^。^)高瀬先生、日経DUALでも以前、中学受験の漫画連載なさってて、その時からファンなのです。DUALでは企画モノの印象が強かったのですが、『二月の勝者』は攻めてる感じで今後も楽しみです!
— もっちゃん (@motsu_mocchan) 2018年2月9日
二月の勝者(中学受験の漫画)の感想・評判まとめ
中学受験が終わった時期の発売で、ちょうどよいタイミングでの発売です。
今なら中学受験を終えた人や興味のある人が手に取ることもありそうですね。
中学受験を合格に割り切るビジネスとして表現するこの漫画は第一巻からとても引き込まれました。
初心者で主人公の佐倉と黒木のやりとりが時間が経つにつれどう変化していくかなどがとても楽しみです。
サッカ選手になる確率や勉強で成功する確率を述べるなど数値で示す点もとてもよいですね。
勉強に否定的な世論はありますが、この世界は芸術面と違い努力でどうにかなる分野でもあり、平凡だからこそ勉強する。
この言葉もよく聞きますが、実際にその通りで、勉強しても一芸がなければ這い上がれない世の中になれば世襲の世の中になっていくだけだと感じる今日この頃でした。
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