大学無償化はいつから?所得制限や私立は対象なの?
注意
2018年12月29日更新:政府の決定により
教育の無償化として大学無償化(高等教育)が始まることが決まりました。大学が無償化となれば教育費の負担がずいぶん軽くなることが期待できますね。でも、これってみんなが対象になるわけはないよね、と思っているあなたはそもそも大学無償化はいつから始まって、誰が対象になるのかということが気になりますよね。
ポイント
あなたが気になる大学無償化は、所得制限があります。
大学無償化はどの大学が無償の対象となり、どんな学生が無償化となるかが決まりました。今後の考え方によっては大きく変わる可能性もあるので対象の子供がいる家庭では気になる情報ですよね。
教育無償化の議論が進んできたのが2017年です。大学無償化について確認しましょう
大学無償化はいつから開始されるのか?メリット・デメリットはないのか?私立大学は対象なのか?不公平はないのか?などの疑問点がわいてきますよね?
そんな大学無償化についてまとめていきます。
大学無償化の内容は?
2つの方式で大学無償化は始まります。
メモ
①給付奨学金(返済不要)
②授業料などの減免
授業料等の減免上限
国公立:年間54万円
私立 :年間70万円
非課税世帯(世帯年収270万円未満)は上限まで支給
世帯年収380万円未満まで段階的に支給することが決まっています。
過去の記事(予想)
大学無償化は安倍政権が掲げる大学などの無償化について2案に絞って検討を開始していました。
一つ目の案は、全国民が対象
在学中は授業料を取らず、卒業後に所得に応じて拠出金の形で納付する案
2つめの案は、一定の所得制限を設定
所得制限を設けた上で給付型奨学金を拡張。両方の案ともに財源は決まっていないようです。
1つ目の案に関しては、大学無償化といっていますが、奨学金と似たようなものですね。
卒業後に返金するのであれば無償化でもなんでもないですね。
無償化という言葉を使って票稼ぎをしたいようですが、あまりに内容がかけ離れています。
2つめも取り立てて検討内容にするほどのものではないですね。11月に政府から出された方針は、以下の通りとなっています。
住民税の非課税世帯の学生を対象に国立大学の授業料を原則無償化する
私立大学では、国立と私立の差額の平均値を元に半分程度を上載せするようです。
このような議論を交わしており、2018年8月時点では、以下のような状態となっています。
住民税非課税世帯には授業料と入学金の全額を免除
年収300万円未満の世帯には住民税非課税世帯の支援額の3分の2を支給
年収380万円未満の世帯には3分の1をそれぞれ支給
ほぼ上で囲んだ条件で決まったと考えてよいでしょう。
大学無償化はいつから始まるの?
ポイント
2020年4月より開始が決定
過去予想記事)
大学無償化については2019年10月の消費税増税で賄い、その後実施とあるので早くて2020年4月実施となるのではないでしょうか
現在子供が高校1年生以下であれば対象になるかもしれませんが、しばらくはかかりそうですね。
大学無償化は私立は対象なの?
大学無償化の対象は私立も対象かどうかですが、ほぼ以下のような形でまとまるでしょう。
住民税非課税世帯の子供が私立大に進学した場合、70万円までを目安に授業料を支援
このような形で落ち着いたのは、もともと大学無償化の議論が開始された当時に国立は対象としてもすべての私立大学を無償化するのはどうかと思う、という意見が多かったことが影響していそうです。
政府・与野党は、大学無償化や給付型奨学金を「未来への投資」と主張しているが、実際は「政治家・官僚の天下り先維持拡充と選挙の獲得票への投資」でしかない。そのために私立を含む全大学にカネをばら撒き、財源のために国債発行と増税を行い、未来へその地獄を押し付けようとしている。まさに国賊。
— information (@information000) 2017年8月18日
現行のバラマキ政策「高校無償化」「給付型奨学金」だけでなく、政府・与野党提案の「幼児教育無償化」「大学無償化」「(働かず得の)出世払い」は日本人への大増税と国債発行に繋がります。そもそも私立学校にカネを出す事は憲法89条違反です。このバラマキで本当に得をするのは政治家・官僚だけ。
— information (@information000) 2017年8月19日
大学授業料無償化推進の三流私立大の教員たちは是非とも読んで欲しいw
是非民間登用の大臣に、この鈴木寛氏はw
大学無償化問題を論じる前に持っておくべき問題意識 | 鈴木寛「混沌社会を生き抜くためのインテリジェンス」https://t.co/Ex964ANseu
— まるつき (@hirosno) 2017年7月31日
大学無償化のハードルは高そうです。
しかし、結局私立大学も国立大学も所得税非課税世帯のみが対象という結果でほぼ落ち着きました。
大学無償化はいつからのまとめ
大学無償化については議論中で2020年からの開始が濃厚です。恐らく増税後すぐに実施となるでしょうからやはり2020年4月と決まりました。
国立、私立などの対象はおろか、そもそも無償化と呼んでよいのかどうかも分からないような内容であるのが現実です。
私立大学すべてを無償化の対象にするのであれば相当な費用が発生するでしょうが経営が厳しい私立(10校程度)は無償化の対象外とのことですが、かなりの負担を国民に強いることになりそうです。また、国立が無償化となれば国立の人気はとてつもなく上がるでしょうね。
2020年の教育改革時に開始するというのが一番混乱がないと考えれば無難な気がします。そもそもの試験等でも問題が発生しそうなのでその中に混ぜ込んでしまえばよいと考えそうだからです。
大学無償化の案を見る限り名前だけの内容になりそうなので期待はしない方がよさそうです。結局いろんな議論がなされましたが、所得税非課税世帯のみが対象となります。
なんか完全に期待外れの教育無償化です。
結局選挙に勝てば終わりで、増税がまっているでしょうね。
教育無償化で1.5兆円の予算が必要となります。消費税をあげることで賄うようですが、そもそも社会保障などの財源にするのではなかったのでないでしょうか?